システム統括 / 五十嵐 祐介
2010年12月入社

技術一辺倒だったエンジニアが、
システム統括となり変化した
「良いシステム」をつくるための考え方

五十嵐さんが今担当している業務はどのようなものですか。

H・S インタビュー01

五十嵐さんが今担当している業務はどのようなものですか。

システムは顧客ごとにチームに分かれて担当しているのですが、すべてのチームのシステム開発がスムーズに進むよう、会社全体を見渡して進め方を考えたり、リソースを配分するのが主な仕事です。

大事にしているのは、メンバーが気持ちよく仕事ができるようにすることです。例えば、円滑な業務のためにはスキルが欠かせないので、身に付けてほしい内容を研修で伝える。各チームのリーダーから相談があれば、方針のアドバイスをする。私自身も顧客担当をしていたので、経験をもとに必要なことを考えて動くようにしています。

最近はシステム開発部の枠組みを変え、新規顧客を増やし、自社製品をつくりたいという会社の目標に向けて動きやすい仕組みづくりにも取り組んでいるところです。

入社時からマネジメントに携わっていたのではなく、
入社理由は「エンジニアとして開発経験を積みたいから」だったと伺いました。

H・S インタビュー02

入社時からマネジメントに携わっていたのではなく、
入社理由は「エンジニアとして開発経験を積みたいから」だったと伺いました。

新卒でSESの会社に就職したのですが、入社間もなくリーマンショックが起き、常駐先が見つからない日々。オペレーター業務をしていた時期もありましたが、やはり開発に携わりたかったので転職活動を始めました。
しかし、リーマンショックの影響は大きく、なかなか転職先も見つかりません。100社ほど応募し、面接まで進めたのは10社ほど。
やっと2・3社から採用の連絡をもらえた中から選んだのがグローバルコミュニケーションズでした。最初はアルバイトだったのですが、2・3か月で社員になり、今に至ります。

やりたかった開発を担当できて充実した日々を過ごしていたのですが、経験を積んで20代後半になるとステップアップの話をいただくようになりました。当時はずっと作り手でいたいと思っていたし、人見知りなのでお客さんと関わったり社員のマネジメントしたりするのも嫌でした。今思えば態度は横柄だったし、後輩から技術面で質問されても「できない奴が悪い」と思ってしまうような感じだったんです(笑)。

それがどうして、マネジメントを担当するようになったのでしょう。

H・S インタビュー03

それがどうして、マネジメントを担当するようになったのでしょう。

考えが変わったのは、「システム開発会社の仕事は、システムをつくることだけじゃない」と気付いたからです。取締役の永井は元々営業をしていたこともあってか、いつの間にかお客さんと仲良くなって仕事を受注してくることがあった。現・代表の永吉の下で仕事をしていたときにも、お客さんがいつも楽しそうで、それで仕事がうまく回っていた。当時は技術一辺倒で「できるだけ短期間で良いシステムをつくれさえすればお客さんは喜ぶ」と思っていたけれど、そんなことはなかったんです。

社内ではシステム面に目が向いている人が多いけれど、会社を経営していくには関係性を築いていくようなアプローチができる人間がもっと必要でした。社内のメンバーにも、会社としていいものを提供するにはメンバーのスキルアップも欠かせないと気付いて以来、質問にも相手の側に立って応えようと心がけています。

五十嵐さんの仕事のモチベーションは何ですか。

H・S インタビュー04

五十嵐さんの仕事のモチベーションは何ですか。

「良いものをつくりたい」はずっと変わりません。ただ、以前の私は「自分が思う『良いもの』」をつくって満足でしたが、今は「ユーザーの求めるベストなもの」をつくりたいと思うようになりました。

お客さんの要望をそのまま形にするのがベストとは限らないので、ときには相手を思って異を唱えることもあります。この機能は本当に必要なのか、この工程はもっとシンプルにすることはできないかなどを検討して、より満足度が高く、本当にためになるシステムをつくれればと思っています。必要だと思ってつくったけれど、実は使えなかった・ムダになってしまったということは起きがちです。そういったことのないよう、本当に良いものをつくりたいですね。

今、グローバルコミュニケーションズに入社する
良さは何だと思いますか。

H・S インタビュー05

今、グローバルコミュニケーションズに入社する良さは何だと思いますか。

社内をより良くしようと改革を進めているところなので、変化をダイレクトに体験できるし、そこに自ら関わって会社を変えていけます。

例えば、冒頭でもお伝えしたシステム開発部は元々3チームあったのですが、うち2チームを統合しました。それぞれが担当していた顧客情報を共有して仕事を循環しやすくする方法は現在模索中です。また、これまでの開発とは切り離して新規事業の立ち上げや他の業界への転用に注力していきます。

新たな仕組みづくりのためにいろいろなことが並行して行われていくので、意見を出して主体的に動いていける人には楽しめる環境ではないでしょうか。それぞれの立場からしか見えない景色もあるはずですから、立場にとらわれずにフラットに意見が言い合える組織にしていきたいと思っています。会社のためになるチャレンジは推奨しますし、もし失敗することがあっても得られるものがあるのなら何もしないよりずっといいと思っています。

最後に、入社を検討している方へのメッセージをお願いします。

H・S インタビュー06

最後に、入社を検討している方へのメッセージをお願いします。

自ら望むことに取り組んでもらうのが自身も会社も成長させるはずなので、今後はメンバー個人に任せる部分も増やしていきたいです。そのために動きやすい仕組みをつくってサポートし、必要な知識は私も学びながら全体研修などでお伝えしています。
各自の頑張りが会社に反映され、それがメンバーに還元されるような循環をつくりたいと思っています。 自分で考え、自分で行動できる方をお待ちしています。