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2024年2月16日

SS業界研究

電動キックボードをみて想う

電動キックボードをみて想う

電動キックボードの類をみると、危ないなと感じる人は多いだろう。不安定でヘルメットもしていない。法改正で時速6km以下なら免許不要で歩道も走れるとか。

2035年には新車ガソリン車の販売は禁止となり、2050年にはガソリン車の利用そのものが廃止される。
では、5年後の道路事情はどうなっているだろう。
高齢化世帯は約2,600万世帯で世帯数全体のおおよそ50%を占める(2019年)。そして高齢化は更に進む。
半数以上の世帯で高齢者向け電動モビリティを所有することになるかもしれない。少なくとも自転車よりは安全で楽で、そして楽しい。オートストップ機能やナビ、音声でのロック解除など標準装備されているかもしれない。電動キックボードの類は一家に数台の時代になるかもしれない。
顧客を迎え入れたい店舗は電動モビリティ駐車場や充電施設(またはバッテリー交換)は当たり前になっているかもしれない。

欧州では15分都市構想の類が着々と進められ、都市部を中心に自転車専用道路が整備されている。
また、日本でもコンパクトシティー構想は進められている。
健康に良いのではなく便利だから使う。人は便利な方を選ぶ。日本の道路事情はどうかいうと自転車で走るのも怖い道がほとんどだ。 住みやすい街、住みたい街というものを考えると道路インフラの改善は欠かせない。
10年先の未来を想像すると公共施設や病院などへは二酸化炭素の排出ゼロの無人バスが24時間走っているかもしれない。

では、SSの10年後はどうなっているのか。
海外ではコンビニエンスストアがガソリンを売る。日用品を買うついでに給油ができるので便利だ。
サービスステーションというのだからコンビニエンスではなく、地域住民にとって愛される『なくてはならないサービス』を提供する場でなくてはならない。
SSを考えても駄目だろう。地域のエコシステムを展望すべきではないか。10年後などあっという間かもしれない。