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2021年11月5日

自社アプリ開発

型を持つ

型を持つ

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グローバルコミュニケーションズ(以下GC)では、時間のマネジメントに関する研究を行っている。永遠の課題のように思えるが、何かしらのコツというか、要領というか法則のようなものがあれば創造性と生産性の両方に成果をもたらしエンゲージメントにも好影響をもたらすと考えている。

大相撲の大横綱白鵬が引退を表明した。白鵬はデイリースポーツの取材で次のように語っている。「基本を大事にして、まずは型を作って、型ができ上がった時に型を破る。まさに型を持って型にこだわらない。これができてくれば必ず強くなっていく。私も相撲人生の中で、たくさん技がある人は一つも怖いことはなかった。型を持った人間が一番怖かった」。

コンピテンシーとリテラシー

経営学にはコンピテンシーという概念がある。業績の優秀な人がその業務について行っていること。好業績を生む原因となっている行動の特徴をいう。一言でいえば、「行動特性」である。コンピテンシーと一緒に語られるものとして、リテラシーという概念がある。これは、知識や情報を活用する能力をいう。よって、問題解決にはリテラシーのみならず、その問題に対し適切な行動を取るコンピテンシーの両面が求められる。日本の場合は、リテラシーに重点が置かれているような気がする。

もし、あなたの周りに一緒に仕事をして学んでみたいという人はいるだろうか。いたとして何を学びたいだろうか。知識ではないはずだ。時間の過ごし方やスタイル(way)ではないだろうか。どのように学習し、どんな思考の仕方をしているのか、そして時間の使い方ではないか。

前回、S型とT型について言及した。例えば、S型とT型の業務時間比率に最適なものはあるのだろうか。それは環境(状況)によって変化するものなのだろうか。 創造性を豊かにする取り組みとして3Mの15%カルチャーは有名であるが、その使い方にコツとかあるのだろうか。事業、業務、組織そして個人の特性によって時間マネジメントのスタイルは多様だと思うが、何かしらの法則性があるのではないか。