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2022年1月14日

SS業界研究

地図を描こう

地図を描こう

SS業界の今後について

GCでは人材育成に力を入れている。テーマはSS(サービス・ステーション)業界の今後についてである。最初にご紹介するのは「地図を描こう」である。

ビジネス・システム

ものごとを観るには、多少は大きく眺めることが必要という議論から始まった。
では、大きく眺めるにはどうしたら良いのか。経営とは環境適応業みたいなものなので外部環境の分析から始めるのが良いかと思うのだが、手あたり次第に情報収集をしても非効率だし、その次に何をして、どの様なアウトプットを作るのか、ある程度目的を決めておかないと技術化されない。

そこで4つのアプローチを取ることにした。今後を考える上で、地図の最終アウトプットは「※ビジネス・システム」的なものを描いてみようと結論づけた。
なぜ、ビジネス・システムにしたかというと、共創の時代において、全てを自前で揃えるのは考えにくい。顧客がセルフで行った方がよい。あるいは顧客参加型の方がよい機能、サービスもあるかもしれない。
ある機能は通信系のサービスと、ある機能は別の会社と連携した方がトータルで最適なシステム(仕組み)になるかもしれない。正解はないと思うが、先ずは描いてみることである。

最初は「➀外部環境」、世の中の動きをキーワードで列挙した。図中のワードはその一部である。
二番目は「➁会社の沿革」である。具体的に議論するのは、モデルを想定し検討するのが良い。これまでどのようなサービスや取り組みを行ってきたのか歴史的に振り返る。組織も個人と同様に、振り返ることで価値観と行動力を知ることができる。
三番目は「➂ステークホルダー」である。多様な視点からSSを眺める必要があるだろう。
以上を踏まえた上で、「➃ビジネス・システム」のモデルを作ってみようという手順である。
この研究はチームで行っており、最初のアウトプットは地図を描く(上図)シナリオになった。

※「ビジネス・システム」は内外作区分などコア機能とノンコア機能を区分する際に使われる手法と考えている。
サプライチェーンを描いた際、その経済システムの中で、モデルとなる組織のポジションや役割を再考するための検討図として捉えている。
また、GC流として、ありたい機能や予想される機能を加味して検討するようにしている。