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2022年7月29日
自社アプリ開発
固定観念
計画が実行できない理由は何だろう。
前回は『経験がない』ことについて言及した。今回は個人の深層心理を考えてみる。
グローバルコミュニケーションズでは『※免疫システム』についてディスカッションをした。
免疫というのは自己防衛のシステムである。つまり、自分が嫌なことは避けようとする。心を守るために。
理屈では、こうしなければならない、こうあるべきだと賛同もしている。しかし、それに沿った行動がなかなか取れない。なぜか免疫システムが働いているという考え方だ。
このアプローチはシンプルで、最初にあるべき姿や目標を書いてみる。
例:「何をするかより、どういう人間であるべきかを大切にする」
次に、この目標達成を阻止する自身の阻害行動を書き出してみる。
例:「自分の決めた正解を他の人達に強制し、自分の力でピンチを抜け出そうとする」
次に、この阻害行動の背景にある自分の裏目標というのを書き出してみる。
例:「自分が欠かせない人材だと自身が感じる」といった具合だ。
さて、この裏目標には『固定観念』というものがある。
例えば、「自分がヒーローでないと深い満足感を味わえない」などだ。
ここまでくると対策も何となく見えてくる。固定観念だけでなく多様な価値観を受け入れる知性を身に着ける必要がある。ダイバーシティというのはそういうものだ。
なぜ計画が実行できないのか、実行したくないのか。自身の裏目標と固定観念を書き出してみよう。
※参考:「Immunity to Change: How to Overcome It and Unlock the Potential in Yourself and Your Organization (Leadership for the Common Good) 」
Robert Kegan and Lisa Lahey