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2021年11月12日
GCの人材マネジメント
内外のコラボ
株式会社グローバル・コミュニケーションズ(以下GC)は、人材ビジョンを達成するためのキャリア制度がある。その一つに「チームな人」があり、それを構成する要素の一つが『内外問わずコラボする』である。
強い繋がりと弱い繋がり
内外問わずコラボレーションというのは、両方が欠かせないからである。内部のコラボレーションというのは強い繋がりでチームそのものである。Dense Network(濃い関係)という。チームであるので同じ目標に対し強いコミットメントを持ち、相互が強く影響しながら相乗効果や予期せぬ発見をもたらしながら進んでいく。
弱い繋がりというのは、SNSが拡散するように遠くまで広く飛びやすい。Sparse Network(希薄なネットワーク)という。SWT理論といわれている。
強い関係だと完結するので情報は拡散しない。また、強い関係のメンバーなので情報はぐるぐる回ることになり、或る意味で無駄が生じる。情報の拡散という意味では効率的ではない。
イノベーションの実行においてはDense Networkが重要であるが、イノベーションの探索にはSparse Networkが必要になる。GCではこの両方のネットワークを養うことに留意している。
境界を超える人
イノベーションの芽を探索するには、社外とのネットワークが欠かせない。機会を見つけては外との関係を持つ行動スタイルが求められる。メリッサ・シリング(ニューヨーク大学ビジネススクール教授)によれば、イノベーションはその分野の中心ではなく、辺境からもたらされるとしている。
経営には縦と横が求められるといわれている。縦は探求でDense Network、横は探索でSparse Networkといえる。
在宅勤務が増えていく中、閉じこもりの傾向になってしまうとイノベーションの基盤が弱くなってしまう。他方、オンラインでのセミナーなどが充実してきている。工夫と行動次第では広く知見を得ることができる環境になっている。情報収集も同様で幅広くアンテナを広げて視野を大きくすることが大切だ。