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人材育成投資

人材育成投資

グローバルコミュニケーションズは人材ビジョンを達成するため、人材育成に力を入れている。

過去30年間給与があがっていない日本

最近になって経済成長、特に給与が上がっていないことが話題になっている。OECD37か国において、日本は平均年収で1万ドル低い。そして30年間給与は上がっていない。
デジタル経営が叫ばれて久しい。IT人材の育成が急務であり、政府も予算を計上している。人材育成、成長戦略、地方創生などこれまでも多くの予算が計上・投資されてきた。

人材投資に対する意識の低さ

2017年12月「生産性向上につながる人材投資・人事改革」(株式会社日本総合研究所の山田久氏)の指摘は大変参考になる。2019年2月RIETI – 第89回「第4次産業革命を生き抜くための日本企業の生産性向上(7)- なぜ、日本企業の生産性は低いのか -」にも引用されている。
データを観ると日本の社会人教育への投資は極めて低い。OJT以外の人材投資GDP比率を観ると欧米はほぼ1.5%を超えている。2001年から2010年までの投資額は以前より増えているのに対して、日本では0.5%以下で減少傾向にある。

また、山田氏の分析によれば、労働生産性に対する専門職比率と成人教育参加率の間にはかなり強い相関があると指摘している。
私見であるが、日本はOJTの意識が強く、教育といっても管理者研修といったプログラムが一般的で、研修に参加することが目的になっていることが多い。また、階層別であるから、機会そのものも極めて少ない。OJT中心ということは、視野は経験幅に限られる可能性が高い。また、ローテーションは活発とはいえない。

今後は専門教育だけでなく、創造性や情熱といったfuture intelligenceの醸成を同時に育む環境を整えていくことが重要と思える。

専門性の教育とビジネスマインドの教育の両方に投資

GCはIT経験のないキャリア人材を採用しながら専門家として育成していくことと、ITの専門性を有している人材にはビジネスキャリアの側面を育成していく両面を同時に推進している。
両面の育成は、IT(システム)×コンサルティングを軸としているので当然ではあるが、継続していくことが何よりも大切だと考えている。
先ほどのGDP比率と比較することは難しいが、GCは挑戦的ではあるが10%以上(詳細は割愛)を人材育成に投資している。