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テーマ力

テーマ力

グローバルコミュニケーションズ(以下GC)は人材ビジョンを達成するため、人材育成に力を入れている。

プロジェクト・リーダーとしてのテーマ力

キャリア制度において、プロジェクト・リーダーでは『テーマ力』を重視している。クライアント企業への提案において、テーマの選定は事業シナリオそのものである。依頼されたテーマをそのまま開発するのではなく、その意図を十分に理解し、クライアントのアクティビティ・システムを描いた上でテーマ選定のアドバイスが行えることを大切にしている。

最近では、「※¹ パーパス」という用語も一般的になってきた。単に業績向上を求めるだけでなく、その求め方に対する社会的な責任や健全性が求められる時代である。それはクライアント企業のブランド、つまり長期的な価値に影響を及ぼす。
そうした背景を受け、GCではクライアント企業のビジネス・システム、次いでアクティビティ・システムへとデザイン化を行うように心がけている。

キャリアとしてのテーマ力

プロジェクト・リーダーにおけるテーマ力は、クライアント企業重視という視点に立てば、クライアント・リーダーというリーダシップと捉えることができる。
専門性という要素を重視すれば、特定テーマに対するリーダシップといえる。例えば、CXやDXなどである。別の言い方をすれば、テーマ・リーダーといえる。コンサルティング業界でいえば、ファイナンス、ブランド、HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)などである。
あらゆるテーマの専門家になるというのは理想かもしれないが、特定のテーマと周辺領域に関し専門性を高めていくことが実際的である。
※² キャリアをどのように豊かなものにしていくかは、個人の目指す姿と一致していく必要がある。
まずはクライアント企業の問題をシステムというツールを使って解決するスキルを身に着けながら、キャリアの充実を図っていき、それがクライアント企業及び市場への貢献へと繋がっていくものと考えている。

※¹.「パーパス経営」は、ミッションなどと区分されることもあるが、存在意義という点では同義と捉えることができる。むしろミッションの質が進化していく中で「パーパス」という概念、あるいはそうした側面が重視されていると捉えた方がよいと思える。背景として、時価総額経営からの脱皮、SDG’sなど、社会価値へのシフトがある。

※².マッキンゼー・アンド・カンパニーでは「5つのリーダシップ・スタイル」を設定し、各人へ問うようにしている(現在も同様の制度を継続しているかはわからない)。