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2022年2月18日
SS業界研究
構造の変化

キーワードによる図解
前回のビジネスシステムは外部環境に重点を置きながら、できるだけ大きな視座でSS業界を2つ上空から眺める感覚で図解してみた。
SS業界も様々な取り組みに挑戦してきている。今後どのような環境因子に対し、どのような変革を起こしたらよいか、何回かの試行錯誤を経て、重点因子と取り組むべきと思われる課題を図解してみた。(下図)

このように観てみると、コンパクトシティというのが気になっている。元々SSとはエリア・マーケティングという特性を持っている。
現実を客観視
人はついつい “何とかなるだろう” と何からの期待感や楽観のようなものを抱いてしまう。
自分達の会社も一生懸命やっているのだから何とかなるだろうと思ってしまう。努力しているのだからチャンスは巡ってくる。経営というか時代はそんな生易しいものではない。
下図はSSの推移である。

ざっくり約半数が閉店しているということになる。いろいろ努力はしているものの半減している。人口減少、高齢化といったマクロ要素や車離れ、シェア・エコノミーといった社会現象もあるだろう。
少なくとも店舗数を増やすというドミナント戦略は終わった。構造的な問題が背景にあるわけであるから、メスを持つというよりナタを持たないといけないかもしれない。
リニアな発想では駄目だ。カテゴリーチェンジが求められる。