BLOG

ブログ

2021年10月1日

自社アプリ開発

心理的時間

心理的時間

心理的時間

グローバルコミュニケーションズ(以下GC)では、VUCA時代のマネジメントにおいて、weeklyが重要と考えている。Weeklyであるが、殆どの組織で何かしらのツールが導入されているはずだ。出退勤管理もその一つだ。在宅勤務が増えたからといって今更Weeklyでもないだろうという意見もあると思うが、むしろその逆だと考えている。
例えば、昨日のアウトプットは何で、それに投入した時間は適切であったかと問われるとこたえられるだろうか。では、先週一週間のアウトプットは何個で投資時間は適切であったと問われるとどうだろう。
過去を振り返らずに先々の計画など意味があるのだろうか。

P.F.ドラッカーはナレッジワーカーの生産性に関し、実績(記録)をすぐにつけることが重要(前提)だと指摘している。
つまり事実を振り返り内省せよ、という指摘である。勤務形態が変わっても仕事に対する時間のマネジメントの基本は変わらない。これ(時間のマネジメント)は過去から言われ続けたことであり、この基本ができていなければ、どのような制度もあまり意味をなさないのではないだろうか。
理屈はわかってもどうしたら振り返りが学習になり、楽しくなり、前進感に繋がっていくのだろうか。

大好きな映画や趣味の時間は、あっという間に過ぎていく。しかし、嫌々やらされている場合、未だかな、早く終わらないかなと時間を長く感じる。夢中でやっているとあっという間に時間は過ぎていく。
好きなこと、やりたいこと、楽しいことをやっている時間は短く感じるし、もっと時間が欲しい。
そこで問うべきは、あなたは仕事を楽しんでいますか? 達成感や納得のいく時間でしたか? ということではないだろうか。或いは、チームに貢献できた、他者から認められた(評価された、褒められた)、役割を果たすことができた、上手くはいかなかったが学びがあり次への糧となった。そうした時間は心理的にグッドな時間ではないだろうか。
こうした時間を過ごすには、ドラッカーのいう振り返りが前提になる。この仕事の目的は何だったのか。厳しい内容であっても(社会的)価値を考えると挑戦に値するなど目的が大切だ。